ネコノベル19
ある初冬の晴れた日
アタシはニャンコ。
名前はピノ。
お昼ゴハンを食べてから、またご主人たまのお布団に潜り込もうとしたら、お外に出されそうににゃった。
ぃにゃぁん。
まだお家に居るよぅ。
にゃ!
ご主人たま、お出かけにゃの?
じゃぁ、アタシはお留守番してる。
良いニャンコにしてるにゃ。
だから行くんにゃら早く行けばいいにゃ。
寂しくにゃんてにゃいもんね!
全然ッ!にゃいもんね!
ぃにゃぁん、触らにゃいで!
そうそう、早く行って早く帰って来ればいいにゃ。
にゃ!
またお外で黒猫が媚びを売ってるにゃ。
忌々しいニャンコだにゃ。
ご主人たまの出足を挫くのはやめて欲しいにゃ。
それだけ帰りが遅くにゃるのに、分かってにゃいにゃぁ。
お見送りの時は、ドライかつクールに対応するのがニャンコってもんでしょ!
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