ネコノベル14

 

                 ある秋の晴れた昼

アタシはニャンコ。
 

名前はピノ
 

今日もご主人たまとお昼までたっぷり睡眠。
 

ご主人たま、そろそろお昼ごはんの時間にゃ。
 

起きようよ起ようよ起きようよ!
 

アタシはいつもの様にご主人たまを起こす。
 

そしたら気配を察したのか、小ニャンコ娘のチロルがお外で鳴き出した。
 

鬱陶しいにゃ。
 

アタシとご主人たまのラブラブランチを邪魔するんじゃにゃいにゃ。
 

アンタは招かれざるニャンコにゃの!
 

って、ご主人たまもそわそわするんじゃにゃいにゃ!
 

にゃ、にゃにをする気!?
 

あ、冷蔵庫を物色し始めた。
 

「あれぇ、何もないなぁ。」
 

にゃいにゃらほっとけばいいよ、ご主人たま。
 

アタシはさっさと、ご主人たまがご用意してくれた銀のスプゥンを食べ始めた。
 

ん?
 

ご、ご主人たま!?
 

その手に持ってるのは銀のスプゥンじゃにゃいの?
 

アタシの銀のスプゥンじゃにゃいの?
 

ピノたん、これ、ちょっとだけやってもいいかな?
 

いいかな?
 

う〜わっ、そんな怖い顔せんといて〜や。
 

いいよね☆」
 
 


 
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