あるうららかな春の晴れた日
アタシはニャンコ。
名前はピノ。
ご主人たまの飼いネコになってしばらく経った。
今はニャンコの発情期真っ盛り。
アタシの周りにも、大きなオスニャンコが近づいてきて、ちょっとウザい。
実は内気なアタシは、他のニャンコが怖いんだぁ。
だから、ご主人たまの家の屋根の上に登ったりして、身を隠すの。
それなのに、ご主人たまったら、アタシのお腹を見て不気味な発言。
「…肥えたんか?新たな命か?」
それを聞いた「おかん」がキィキィ言った。
「早く病院連れて行き!」
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